ウエイトが身体から遠い程負荷はかかる

トルクとは、筋肉が関節を回す力の事です。それを最適な状態にするのが、「トルクコントロール」です。ほとんどの筋肉は、2つ以上の骨を繋ぐようにして付いています。筋肉に力が入ると筋線維が収縮し、その力で骨が動かされます。

また、骨と骨の間には関節がある為、これが回転軸になり、肘や膝の曲げ伸ばしが出来るのです。これはテコの原理と同じです。関節を支点として、力を出す筋肉の付着部が力点、ウエイトが作用点というわけです。

つまりトルクコントロールとは、テコの長さとウエイトの重さを調節し、筋肉にかかる負荷を最適にする事なのです。

支点から作用点までの距離が変われば、負荷も変わります。ですので、同じ荷物を肘で曲げて持つか、伸ばして持つかで重さの感じ方もちがうという事になります。この距離と重さを調節するして最適な状態にするという事ですね。